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2016年10月18日(火)
十五夜お月さま
先日、小学2年の孫が 「ばあば、今日は十五夜お月様だよね」 と聞いてきました。
たぶん学校で教えて貰ったのでしょう。
しかし、あいにくの曇り空で月は雲の中。 全く顔をだしてくれませんでした。
”十五夜お月さま” はいわゆる仲秋の名月のことですが、なにか、なつかしく、優しい響きのある言葉ですね。
そういえば私が子供の頃、お月見という行事がまだあって、十五夜の日に縁側にすすきと白いおだんごお供えしている家がありました。 昭和の昔のことです。
十五夜とは新月から数えて15日目。 月の暦は28日周期なので真ん中あたり。 満月の頃で、新暦では多少日付が前後しますが、9月15日頃です。
十五夜とよべるのは特別なこの日だけで、他の月は15日目でも十五夜とは言わないそうです。
晴れていれば一段と綺麗なお月さまがみられると思います。
十五夜は満月を意味するだけではなく、作物が月の満ち欠けとともに成長するということから秋の実りの時期に収穫の感謝をするという意味もあります。
樋口一葉の小説にも出てくる十三夜(10月13日頃)にも同じ意味がありs。
いわば日本版ハロウィーンみたいなものなのでしょうか。
でもハロウィーンに比べたらなんて慎ましく可愛らしいんでしょう。
ハロウィーンも元祖ケルト人がお祝いしていたころはもっと穏やかで静かなお祭りだったのかもしれませんね。
十五夜、十三夜と過ぎてしまいましたが、ひんやりと澄んだ空気の中、美しい月を眺め、感傷にひたるのも心安らぐ気がします。
これから少しずつ寒さが増し、本格的な冬へと向かっていきます。
皆様なるべく身体を冷やさないよう心掛けてくださいね。。