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2015年10月06日(火)
秋です。
“天高く馬肥ゆる秋”
のどかな田園風景を思い浮ばせる日本の秋にぴったりな一句だと思います
しかし、この句はもともと中国で紀元前に生まれた句ということです。
そのころ中国大陸の北方、今のモンゴル地方に匈奴という騎馬民族が住んでいて、秋になると夏の間に肥らせていた馬に乗り、周辺の農民が収穫した農作物を強奪し極寒の冬に備えたそうです
それで、秋になると肥えた馬に乗った人達が来て悪い事がおきるという警戒警報のような意味で使われたそうです。現在とは全く違った意味だったんですね
明治時代にこの句がこういう背景抜きに日本に伝えられ、穏やかで静かな佇まいが日本人の心を捉え定着したようです。
ところで、秋になると疲れがとれないとか、風邪がなかなか治らないとか、食欲がないとか身体の不調を訴える人が増えてきます
これは秋バテと呼ばれるものだそうです
夏の間に冷たい物を飲み過ぎたり、室内で冷たい冷房の中に長時間いたりで、身体の中が芯から冷え、血液の循環が悪くなり,自律神経がうまく働かなくなる事によって起きるのだそうです。
この症状を改善するには腹巻をしたり、温めの風呂に長時間つかったり、根菜を使った温かいスープを飲んだりと、とにかく身体を温めることが大事だそうです。
今は実りの秋、収穫の秋。新米やら葡萄、梨、りんごにみかん。松茸、椎茸,しめじ。なすに大根。秋刀魚にいわしに鮭等々。とにかくおいしいものが沢山出回っています。
食欲の秋を思いっきり楽しみましょう
多少肥っても大丈夫