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2019年10月29日(火)
《秋の養生》
急に朝晩冷えるようになり、体調管理が難しい時期です。湿度の高かった夏から一変、秋に大切なのは「乾燥」対策です。
朝起きると喉が痛いという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
他にも、皮膚の乾燥、ドライアイ、ドライマウスの傾向が強まったり、腸の乾燥による便秘等、あらゆる部位が乾くことによって不調が現れやすくなります。
以前も書きましたが、薬膳では「酸甘化陰」といって、酸味と甘味を同時にとると潤いが生まれるといわれます。手軽なのは旬の果物を食べることです。果物は水菓子という言い方もある通り水分を多く含み、甘酸っぱい物が多いからです。特に梨は肺のグループを潤すので喉に良くオススメです。
甘味はハチミツや黒糖等でもいいし、ご飯やイモ類、根菜には自然な甘味があり摂りやすいので、この時期は味つけにいつもより酸味を意識して、例えば酢、レモン、ポン酢等を多めに使うのも良いかもしれません。
今年も残りあと2ヶ月、旬の食材等を使って上手に美味しく養生し、元気に充実した秋を過ごして頂けたらと思います。