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2016年05月17日(火)
オスグッド
皆様、オスグッドはご存知でしょうか?
オスグッドとは、成長期のスポーツをやってる子供に多く起こる膝下の痛みです。怪我をしたわけでもない、ぶつけたわけでもないのに、膝下を押すと痛い、自転車を漕ぐと痛い、走ると痛い、着地も痛い、正座が出来ない、膝下がぽっこり腫れあがる、、、。
成長痛だから我慢するしかない、と言われがちなこの痛み、スポーツをしている子は特に、努力と根性を強いられ、我慢することで悪化させ、長いこと痛みと戦い、その結果100%満足なパフォーマンスが出来ずに悔しい思いをする子が非常に多いです。
ミニバスをやっているうちの子供も、痛くて膝を伸ばせない、歩くのも辛い程の膝下の激痛でした。
治してまた楽しくバスケをやりたくて整形外科を訪れて、言われた言葉が
「もうバスケはやめなさい」
でした
でも、うちの子供は一ヶ月半でオスグッドが治ってしまい、バスケのようなハードなスポーツも楽しく出来るようになり、その後さらなる成長期であったにも関わらず、2年経った今でも痛みを訴えることはありません。
今日は、1ヶ月半でオスグッドが治ってしまった、その方法を紹介したいと思います。
まず、接骨院通いながら並行して家でのセルフケアを行います。
実はオスグッドとは、太腿の前の筋肉がスポーツによって鍛えられ、硬く逞しく張ることで成長期のまだ弱い骨を引っ張り、ついに引っ張りあげて炎症を起こし、痛みを発症するという、太腿の前の筋肉が原因の痛みです。膝下が原因ではなく、太腿が原因。ここに完治のヒントがあります。
つまり、骨を引っ張る、硬く張った筋肉をほぐすことが一番大事なことなのです。
うちでは、膝下は氷で冷やし、太腿はお風呂でよくあたため、その後両手の平を使ってよくほぐしました。子供の筋肉は、元気すぎてプリップリなので非常にほぐし辛いのですが、両手の平に圧をかけて、じっくりと根気よくほぐしてあげます
夏休み中はまるまる練習を休ませ、合宿も行かせませんでした。
昔ながらの親たちや仲間には、痛みがあっても痛くないところで出来る練習をしろ、という空気もありましたが、体育館への行き帰りも足の負担になるので完全に休ませて、膝下は冷やして太腿はあたためてほぐす、、、を続けた結果、1ヶ月もせずに痛みは消えてきて、1ヶ月半後には元通り激しい練習をしても痛みを訴えることはありませんでした
子供の筋肉は難しいので、私達プロの整体に通うのも良いかもしれません。
子供が痛みを我慢してスポーツをするのは、とっても辛いこと。パフォーマンスもあがりません。
無理せず楽しく、スポーツを楽しませてあげたいものですね(^-^)