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2012年02月21日(火)
「KURODENWA(黒電話)」
初めまして三谷洋二です。今日は整体とは関係ないのですが、お話で解れて頂きたく思います。
携帯電話が~無かった頃~私は家の黒電話をつかっていました。
その時代はバブル弾けるか弾けないかの頃で、世の変転に流されながら私達は生きていました。
私は、党今日駅の新幹線のホーム上で あるバイトをしていて、そのバイト先で私が好意を持っている女性(仮名甲子さんとします)が居ました。
甲子さんとは変な話をする間柄で甲子さんは専門学校の友達(乙子さん、丙子さん)と誘い合わせてバイトに来ていました。
で、私は思い切って告白する事に存念を決めました。
直接告白の出来ない気の小さい私は色々作戦を練りました。
第一作戦として甲子さんを誘い出す為に乙子さん共々、新宿コマ劇場に行き映画ダイハードⅡを見るという事で私の心の中の会議で決定し、即座に実行に移し映画を見る事が決定されました。
私は新宿まで車で行っていたので、食事の後、甲子さん乙子さんを送る事にして、都合良く、乙子さんの家は手前で甲子さんの家は少し遠い所にありました。
私は「やったぜベイベー!送る際中に告白出来れば最高だぜ!」と運転している最中そんな事ばかり考えていました。
しかし道路はすいていてガラガラですぐ乙子さんの住むアパートにつき、乙子さんの妹に甲子さんと一緒に顔を出してその場を後にしました。
とうとう告白をしなければならないと、私は恐怖のどん底の気分で、顔は火照り暑く、手には汗で、告白に踏み切るのにタイミングを考えて、次の信号が来たら告白しようとか、次のコンビニ過ぎたら告白しようとか、OO頭公園を過ぎたら告白しようとか、結局色々通り過ぎてしまい、何もできず、甲子さんをとうとう家まで送ってしまい、第一作戦は敗れ去りました。
私は時計を見たら確か夜7時半くらいでまだまだ夜は長いと、急いで帰宅して第二作戦を考えました。
家の二階での黒電話作戦です。
そのままだと緊張して何も話せなくなると思った私は紙の切れ端に台本を書くことにしました。
「今日はどうも有り難う。なんで電話したか分かる?嫌いだったら映画とかも誘えないよね?」・・・。我ながらずいぶん遠まわしですが・・・。
で第二作戦を実行に移しました。
私の心の中って言うか全細胞に、(時は今ぞ!者ども我に続け!)!!!と気分は突進です。
すると、甲子さんのお母さん!?が出て、
「甲子お風呂入ってるよ。」との事で、絶妙のタイミングに仁王立ちにあって跳ね返されてしまいました。
私は精一杯良い人になったつもりで「分かりました後ほど自分からお電話いたします」と言って電話を切りました。『・・・。』恐怖感がサーッと引きました。
私は台本に付け加えました。「さっき電話したらお母さんが出て、しかもお風呂に入ってる時ごめんね。今日はどうも有り難う。なんで電話したか分かる?嫌いだったら映画とかも誘えないよね?」遠まわしに更に遠まわしが加わりました。
そして独り決めで30分位、時を待つことに決めました。
その30分間の私のドキドキと顔の火照りは物凄かったと思います。
そしてとうとう恐怖の告白の時間がやってきたのです。
(時は今ぞ!仁王立ちに負けるな!者ども我に続け!!!)と改めて全細胞に突撃を命令ました。
台本読むのに必死で「さっき電話したらお母さんが出て、しかもお風呂に入ってる時ごめんね。今日はどうも有り難う。なんで電話したか分かる?嫌いだったら映画とかも誘えないよね?」と遠まわしに更に遠まわしが加わった文章にそれが更に棒読みが加わっておまけに、手まで震えています^^^^^^^;。
甲子さんの口調そのままで「(え?そうなの?ワーキャー!)(君はとっても正しい選択をしたよ)」と言われ苦労したにもかかわらず呆気なくOKされてしまいました。
と言う事で、それからちょっとの間、付き合うことになったのです。