ブログ
-
2011年08月09日(火)
最大の奇跡は起きなかった
その知らせは、予期せぬ出来事でした。
松田直樹、呼吸停止で搬送される。と・・・・。冗談でしょ!!
全く疑いもなく、ひたすら間違いであってほしいと祈りをこめました。
松田選手は、横浜Fマリノスで16年間を過ごし、2010年のシーズンに戦力外となりチーム事情で9人もの選手がマリノスを去りました。プロの世界ですから厳しさも現実です。マツはマリノスに残る事も出来たのですが、最後の試合で“サッカーの素晴らしい所を見せたい” もう少しサッカーやらせて下さい。とサポーターにメッセージを残し、Jリーグの下部組織のJFL松本山雅FCに入団しました。
松本をJ2にあげることを自分の使命とし若手の見本になって叱咤激励してチームをまとめ先頭切って必死んでサッカーに取り組んでいました。メジャーなリーグではありませんでしたが存在感は絶大でした。 もし、自分の運命を知ることが出来たら、マツはどうしただろう。それを考える時間さえも突然病魔におそわれ、その後、意識が戻らず帰らぬ人に。
マツは、世界に通用する屈指なディフェンダーで、自己主張が強いため度々監督・コーチと衝突しましたがプロに徹した行動を彼は貫きチームの為に自己を犠牲にしてまで戦い抜いたのです。華麗なテクニックとはいえませんが闘将と呼ばれるプレーが、私は好きでした。そのプレーが見られないのは本当に残念で、くやしいです。松田選手は伝説の人として私達の心の中に残るのでなく、記憶に残るサッカー選手としてこれからも生き続けていくでしょう。
ご冥福をお祈り申し上げます。
マリノスサポーター 松本のサポーターの皆様へ