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  • 2019年07月11日(木)

    香りを使った養生

    東洋医学で、気が滞った状態のことを気滞(きたい)と言います。簡単に言えば、ストレスがたまってイライラするような状態と言ってよいと思います。

    例えば、PMS(月経前症候群)、生理前に胸が張って痛い、オナラをすると楽になる等の症状も、気滞があるかないかの判断材料になります。

    これらがずっと続いてしまうと、未病から病気に移行してしまうことも考えられるので軽いうちに養生しておきたいですね。

    他に、気滞の一例として、喉に何かがあるように感じられ、病院で診察してもらっても何もない症状、エヘンと咳ばらいをしたくなるような違和感、それは梅核気かもしれません。滞った気の塊です。これに対応する漢方薬もちゃんとあります。

    そんな様々な気滞症状の味方が、実は「香り」です。香りのある薬味類、例えばシソ、ネギ、みょうが等はこれからの季節にぴったり。冷たい麺類や冷やっこに合わせる薬味ですね。ぜひ積極的にいつもより多めに使ってみて下さい。

    他にも、アロマオイルも香りですし、ミントティやフルーツティ等好きな香りを生活に取り入れると、薬のように劇的に効く訳ではないけれど、ホンの少し気が晴れたり、緊張が軽減したりするかもしれません。実際に、生薬として漢方薬に入っているものもあります(紫蘇、薄荷等)。私はミントオイルを愛用していて、タオルにたらして香りを嗅ぐのが好きです。ミント

    香りを上手に生活に取り入れて、また当店もぜひご利用頂いてストレスを上手く軽減し、元気に夏を迎えて頂きたいと思います。
    スタッフ一同心よりお待ちしております。

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