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2016年05月09日(月)
お腹の中のお花畑
GW中のTVには全国各地の観光地からお花畑が映しだされていました。
5月はお花の季節ですね。
大きな藤棚から下がる薄紫色をした藤の花、山の斜面をびっしりと覆うピンクの芝桜等々。
どれも見事で思わず歓声を上げてしまいました。
ところで私たちのお腹のなかにもとっても美しいお花畑があるのを存知ですか?
腸内フローラといってフローラとはお花畑という意味があります。
長さ10メートル余り、拡げるとテニスコート一面分にもなるという腸の中に1000兆個余の細菌類が生息し、同じ種類の細菌同士が集落をつくり、色鮮やかで形のよいお花畑を作っているそうです。
神秘的ですね。 こんな天文学的数字の細菌が腸の中で生きていて、しかも美しいお花畑になっているなんて!!
これら集落の細菌類がそれぞれの縄張りを主張する事によって免疫系が活性化し、外から浸入してくる病原菌を排除できるそうです。
いわゆる善玉菌と悪玉菌の戦いです。
他にも腸内フローラは食物繊維の消化を助けたり、ビタミンB2、B12、パントテン酸等ビタミン類の生成をしたり、幸せ物質のドーパミンやセロトニンを作ったり、私達の健康になくてはならない大事な働きをしています。
腸内フローラの働きが乱れると免疫力が低下して病気に罹りやすくなり、心の病気、うつ病になることもあります。
最近腸内フローラの善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌を体外から取り入れるために色々な種類のヨーグルトが発売されています。
ただ乳酸菌には種類が多く効果には個人差もあり、どのヨーグルトが合うかは食べてみないとわからないようです。
2種類のヨーグルトを100グラムずつ朝晩2回、一週間食べてみて便通が良くなったとか体の変化をみつつ自分にあったヨーグルトを見つけるのがよいようです。
腸内フローラの大好物は野菜、豆類、食物繊維です。
これらの食べ物を多く食べて、お腹の中のお花畑に綺麗なお花を咲かせ、健康な毎日を送りましょう。