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2015年04月22日(水)
ばば馬鹿チャンリン
先日、五年生になる孫のピアノ発表会がありました
孫は四歳からビアノを始め今年で七年目になります
何回か発表会は経験しているのですが、最近ようやく上達がみられるようになり
、私はこの発表会をとても楽しみにしていました

ところが発表会の一ヶ月程前に学校の廊下で同級生とぶつかり、転倒して右手首を骨折してしまいました

肘から先はがっちりギブスで固められ、とても練習できる状況ではありません

発表会を誰より楽しみにしていた私は本人よりもガッカリして落ち込んでしまいました

孫から「左手だけでもしっかり練習しているし、右手も動かせる範囲で弾いているから大丈夫だよ」って逆に慰めてもらう有り様

発表会の10日程前にようやくギブスがとれ、猛練習をしていました。しかし痛みもあり、まだまだ思うようには動かせないようでした。
私は「たとえ間違っても誰も気がつかないから大丈夫だよ」といって励ますと「そんなこと当たり前!」って一蹴されました

発表会当日は仕事の為いけませんでしたが、後日ビデオでみせてもらいました

曲はベートーベンの「エリーゼのために」です。
練習時間も少なく手もまだ痛いというのに滑らかに鍵盤をたたき、とっても上手に演奏しているようでした。 私には今まで色々な人が演奏した中で一番の「エリーゼのために」に聴こえました
。思わず大きく拍手!!そしてブラボー


“ばば馬鹿チャンリン満開!!”です。 世間の人からみれば“阿呆らし!!”の世界だとは思いますが…。
「良く頑張ったね…とても良かったよ!」と孫に涙ぐみながらいうと
、「そう、みんなに言われた。でもやっと先にすすめる、いままで発表会の練習ばっかりだったから」とそっけなく言われてしまいました。この温度差は一体……熱くなっていたのは私ばかりだったようです

子供は日々成長しているのですね。
なんだか嬉しいような寂しいような。
